よくある質問など パームソナー
性能 使い方 原理電池各部の説明+変更点、 トップページ



性能

 Q 2台目を購入したら、ビームの感じが違うが?
A なるべく性能を変えないようにしていますが、改良(変更点は下へ)をすると、微妙な感覚の差がでます。個体差もあります。なるべく個体に慣れてください。

 Q ビームの形は正確なのか?
A 超音波ビームの形は正確ですが、中央ほど感度が高いので、物の大きさや反射の度合いによって、感知する範囲は、それより狭く、先細りで、ぼんやりとします。

 Q ビームをもっと狭くできないか?
A 前にある穴をもっと大きくすれば、ビームをもっと狭くできますが、小型の特徴が失われていきます。パームソナーは、すでに、全長の3分の1が穴の部分です。

 Q もっと遠くが分からないか?
A 4メートルが実用の限界だと思います。音のスピードは遅いからです。もっと遠くを分かるようにすると、振り向けが速くできなくなり、応答が遅くなり、振動のスピードも遅くなりますから、広い場所でも速く歩けないので、実用的ではなくなります。

 Q ビーム長さを増やせないか?減らせないか?自分で変更できないか?
A 複雑にすると、使えない方がでます。万人に最適化するのは、いろいろな意味で、難しいことです。あるものを使いこなすように、お願いします。

 Q どんな物が感知できるのか?
A 自転車は、曲がったパイプが多いので、どこかを感知しやすいようです。しまって編んだセーターなら感知できます。しまった雪は感知できます。遠くは、大きい物しか感知しません。ただし、飛んでいるチョウチョや、大きな雨粒にも反応するので、何に反応しているのか、予想しながら、再確認をしてください。

 Q 鋭い角は感知できるのか?
A 一般的に、超音波は鋭い角は感知しにくいですが、看板などの角は、安全のために丸められています。パームソナーは、距離によりますが、直径2ミリの丸い棒が感知できるくらい、感度を高くしてます。

 Q 超音波ビームの長さを変えると、振動も変わるのか?
A 同じ距離では同じ振動です。振動は、距離だけで決まります。物の大きさや、反射の強さは関係しません。小さい障害物などで、反射が弱いと、断続的に感知します。

 Q 振動スピードの変化を大きくできないか?
A 遠くの振動スピードを遅くすると、速く歩けなくなります。近くの振動スピードを速くすると、手がしびれてきます。振動の速さは、距離にほぼ反比例(詳細は下へ)です。

 Q 振動を大きくできないか?
A 寒くて弱った電池でも動ける最大の強さにしています。強く握ると感じにくいので、軽く持ってください。指で押さえれば、振動をはっきり感じられます。

 Q 振動モータを使えないか?
A 振動モータは、安いし、単純な警報には向いていますが、それ以上の用途には向いていません。振動モータは、余分なブルブル振動が重なること、応答が遅いこと、振動の大きさが決められないこと、大きな電池が必要なこと、数年の交換が必要なこと、などの問題があります。

 Q スイッチを大きくできないか?
A わざと小さくしています。あやまって押す事故を避けるためです。

 Q スイッチの入れ方が面倒だ。すばやいスライドスイッチなどにできないか?
A 誤操作を防ぐためです。一般的に、スイッチを設定したつもりでも、機器が認識したとは限りません。機器が認識しているのを振動で確認してから、設定できますから、確実になります。安全にかかわる大切な道具ですから、面倒でも、着実な手順を踏むことが大切です。慣れます。

 Q スイッチの設定を記憶できないか?
A 誤操作を防ぐのが一番です。思い込みで使うと、思っていない設定になっている可能性も考えられます。例えば、一時的に別設定にしていたのを忘れたなどです。万一を考えると、避けたい可能性です。

 Q スイッチの設定を音声で知らせないか?
A 外国の方や盲ろうの方も平等に考えています。

 Q バンドは必要なのか?
A 保護や保温などの役割もありますので、使うようにお勧めします。

 Q 充電式にしないのか?
A 充電式は向いていません。充電式は、外出中に切れると厄介です。充電式にする機器は、電流が大きく、電流の消費が多く、電池の値段が高い場合ですが、パームソナーは、いずれにも当てはまりません。

 Q 製品の危険はないのか?
A 大きな危険は考えにくいことです。使うエネルギーが小さいからです。電池の扱いには、注意してください。

 Q 電波や超音波などは悪さしないか?
A 近づければ、AMラジオに雑音が入ることがあります。超音波は、他に迷惑になる程は、強くありませんし、犬に向けても気にならないようです。強い磁石で、磁気情報を消す恐れがありますので、昔の磁気テープやカードなどに近付けないで下さい。方位磁石(コンパス)は20センチ以上は離してください。

 Q 低温に弱いのか?
A 手の体温で暖める設計なので、寒くても使えます。冬の北海道でも使われています。悪い例は、冷たいから指先で持つこと、手袋をした手で持つことです。穴あき手袋を使ってください。

 Q 安い製品もあるが?
A 安くする3大特徴は、ビームが狭くないこと、振動モータを使うこと、防滴型でないことです。ビームが狭くないと、障害物で止まれても、歩ける方向は分かりません。振動モータでは、止まれる単純な警報はできても、それ以上の用途には難しいです。防滴型でない製品は、とても安くできますが、水がかかって壊れると、とても高い買い物になります。

 Q もっと改良できるのではないか?
A 特長を最大限にしているので、犠牲になる性能がでます。例えば、小さいスイッチです。それらの裏に、深くて複雑な相互関係があり、別な問題が起こる場合が多いので、ご理解ください。

 Q 耐用年数は?
A 少なくとも6年の耐用年数は確信できました。販売開始は2003年12月です。今までに致命的な故障はなく、主な原因は、うっかり落下や、粗暴な扱いなど、個人的な使い方によって引き起こされた各部の疲労の蓄積だと推察され、修理できる故障にとどまります。

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使い方

 Q 「白杖と同時に使うのは無理だ」
A むしろ、白杖1本に集中するより楽だと思いますし、慣れます。一緒に使いますが、上と下の確認を両手で分担します。そのためにも、使いやすい白杖が重要なので、パームチップを開発しました。

 Q 「危ない」「怖くて歩けない」
A 誤った認識と期待をしていると考えられます。今まで知る方法がなかった周囲が分かるのに、危なくなるとしたら、それは使い方の問題です。衝突警報器、障害物感知器などと、勘違いしているのかも知れません。

 Q 「何もしてくれない」
A よくある誤解を正すと;
★物を探してくれる道具ではなく、人が探すのに使う道具です。それ自身は探知器ではなく、単なる検知器か感知器です。
★誰かに誘われて導いてもらえる誘導装置ではなく、むしろ対極にある、自分で決める自律(自ら律する)の道具です。
★「これがあると一人歩きできる」というものではなく、「一人歩きしたい人に役立つ」道具です。
★「説明書が無くても使える」とか、「慣れないでも使える」などと思い込むと危険です。
★使い方は白杖と同様なので、じっと持っているだけでは使えません。
★路面を確かめるものではないので、白杖の代わりにはなりません。白くもないので、電子白杖と呼ぶのは誤解を誘います。

 Q 故障したら、危険な判断をしないか?
A 使い方は、白杖と同じです。常に、応答を確認しながら使うものなので、故障しても、異常に気づいて、使用を中断できます。

 Q 思うように歩く人がでたら、危険でないか?
A 人間なら、自分の思うように行動することは自然だと思います。(自ら律する)自律です。大人なら、自分の決めた行動には責任を持ちます。信頼してはどうでしょうか。

 Q 故障や妨害などで誤動作したら、危険な判断をしないか?
A 異常に気づいて、使用を中断できます。白杖と同じように、常に、応答を確認しながら使うものだからです。振り向けたタイミングと、振動するタイミングがずれるなら、異常に気づきます。下で説明する(※)同期検波の原理です

 Q 白杖を先に覚えるべきか?
A まずパームソナーを先に覚えたほうが、楽だとも考えられます。歩かずに練習でき、周囲を分かってから、白杖を覚えられるからです。使い方は似ています。

 Q 「一人歩き」とは「単独歩行」のことか?
A 決められた誘導ブロックなどによらず、自分で、自由に、道順を選んでいける意味をこめて、別な呼び方をしました。

 Q 使い方は、昔あったモーワットセンサと同じか?
A 似ていますが、昔のトレーニング方法とは、構えなどの基本の手法を進化させてます。違うことが多いので、混用しないでください。

 Q ビームが白杖に当たるが。
A 白杖を中央に構えているからだと思います。白杖は腰骨あたりで構えてください。中央に構えるのは問題があります。パームチップで説明(下へ) します。

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原理

 Q 何をしてくれる?
A 見えないけど感じる「空中の杖」をめざしてます。超音波のビーム(音波などの波動の流れの束)が物に当たると、本体が振動する仕組みです。杖のように触感を伝えます。白杖と同様に、単純です。狭いビームを振り向けて、「ある、ない」で、歩ける空間が分かります。

 Q パームソナーの名前の由来は?
A パーム(英語で、手のひら、隠す)に収まるソナー(次に説明)です。指で持たずに手のひらに付けるので、手をふさがない意味と、目立たない意味をこめました。
視覚障害者が、目の視覚に代わるのは;細かい点字には指先(英語でチップ)、白杖には手のひら(英語でパーム)です。

 Q ソナーとは?
A 音を使ったナビゲーション(次に説明)や、目標を捕らえる、英語の頭文字 sonar (sound navigation and ranging)です。イルカやコウモリは、ソナーの原理で、衝突しないナビゲーションや、獲物を捕まえます。超音波を断続的に出して、そのエコー反響音を聞いています。

 Q ナビゲーションとは?
A ナビゲーションとは、広い概念ですが、簡単に言うと「どうやって目的地に着くか」です。ラテン語の「ナビ(船)」が語源だそうです。着くなら、安全が第一です。大きく経路(ルート)、細かく進路(コース)で、ナビゲーションです。晴眼者が使うカーナビや携帯ナビは、地図案内のナビゲーション(ルートナビ)だけで役立ちますが、視覚障害者には、看板を避けるとかの、現場に応じた進路を選ぶナビゲーション(いわばコースナビ)も必要になります。

 Q パームソナーの仕組みは?
A 構造は、「各部の説明(下へ)」にあります。データは、付属の仕様書にあります。

 Q 超音波とは?
A 人に聞こえないほど高い周波数の音です。高い音を使う理由は、波長が短いので、小さな物まで分かり、方向が良く分かり、短い時間で分かり、さらに、遠くまで届かないので余計な残響音が邪魔しないからです。

 Q 超音波を使うのはなぜか?
A 人の周辺に最適だからです。超音波は、近くが得意で、構成と維持が楽です。光は、条件を外れると、誤反応しがちです。電波は、近くが不得意です。

 Q 物は耳で分かるのでは?
A ある程度は可能ですが、耳には限界がありますし(次に説明)、勘違いもあります。直感や推測は、それを確認する道具(白杖や超音波ビームなど)があれば、確実で安心です。直感や推測だけで歩くのは危険です。

 Q 耳の限界とは?
A 大きい物しか分からないこと(長い波長の音)、他の大きな音で消されること(マスキング効果)、年齢とともに難しくなること(老化)、などです。小さな障害物を避けられず、騒音の多い雑踏や駅(ホーム転落)など、そして将来が心配されます。

 Q なぜホーム転落も防げるのか?
A 転落の原因に、壁で反射してきた音を勘違いしたり、音の方向感覚を誤って歩くこと、向いのホームに着いた電車を勘違いすることなどがあり、それらを対策できるからです。

 Q 片手を自由にしたい。手がふさがる。
A 手はふさぎません。パームソナーは指で握らないので、手をふさがないことをご理解ください。丈夫ですから、とっさの場合は、そのまま手をついてかまいません。白杖を使いながら傘を持つのと類似ですから、慣れです。傘と一緒に握れるように、傘グリップを作っています。荷物は肩か背中で運ぶのが防犯にも大切です。

 Q 手の甲や、手首につけたい。
A (白杖やパームソナーの)振動を感じやすいのは、手のひらです。指が感じやすいのは、もっと高い周波数の振動です。手の甲の振動は、手のひらに伝わって感じるようです。手首では感じにくい。

 Q 両手を使うのは必要なのか?
A 手を使うのは、手は振動を感じやすいこと、ビームの向きを変えるのが楽なこと、ビームの向きが分かること、使わない時には楽に外せることがあります。さらに、頭から離れているため、耳などを邪魔しないこと、考え事を邪魔しにくいことと、考え事に邪魔されにくいことなどがあります。
パームソナーと白杖を両手で分担するのは、両手が離れているので区別しやすいことと、状況によって別々に振りたい場合があるからです。

 Q 胸や頭に付けて使えないか?
A 胸や頭などの高い位置では、放置自転車などの低い物を見つけるのは困難です。手以外では、振動を感じにくいし、振り向けにくいです。歩く向きは骨盤の向きなので、つけるとしても、胸や頭では不向きです。手につければ、自由に向けられます。
 Q 音で知らせないか?

A 余計な音は耳障りですし、周囲の音に邪魔されたり、周囲の音を聞くのを邪魔する問題があります。空間の広がりを感じたり、車の接近などの危険を知るためにも、耳からの情報は大切です。

 Q 路面や、落ち込み穴は判るか?
A 路面の確認には向きませんから、使わないでください。その目的には、白杖が必要です。路面のしっかりさを確認できるのは、棒の固さしかありません。超音波やレーザーなどの波動で、遠くから、「しっかりさ」を確認するのは、原理的に無理だと思います。パームチップをつけた白杖は、常に路面に当ててられるので、落ち込みを見つけるのが楽です。

 Q 障害物感知器や、障害物探知器ではないのか?
A 違います。「障害物で止まれるだけ」では不十分です。歩くのは迅速な判断がいるので、「物」よりも、通り抜けられる「空間」を探しながら歩きます。そのために超音波ビームは狭くして、「空中の杖」のように働くようにしています。障害物だけでなく、大切な人や物も探します。探すのは本人なので、装置が探してくれるような誤解を与える探知器と呼ぶのは不適切です。

 Q 衝突警報でいいのでは?
A 衝突警報だけでは、慣れるにしたがって、不満になってくると思います。例えば、広い超音波ビームを向ければ、正面の障害物で立ち止まる警報はできても、それを避けていくのは、白杖か手で触るしかありません。狭い場所では、反応しっぱなしになり、スイッチを切るか、無視するようになると思います。狭い超音波ビームを使う「空中の杖」で、通れる方向が分かるほうが役立つのが、分かってくると思います。

 Q 白杖につけて使えるか?
A 白杖と一緒にしない理由は、場合によって白杖の傾きを変えて使いたいこと、職場などで白杖なしで使いたいこと、両者を混同する危険があること、などです。 混同の理由は、手には感じやすい周波数があるので感じが似ること、同じタイミングで重なると、同期検波(下に説明)できないから、区別できないこと、だからです。

 Q 障害物を探してくれないか?
A 探してくれる装置は、実用的とは考えられません。探すには、方向を変えていくために、超音波の向きを振り向けていくモーターか、たくさんの超音波の素子を切り替えていく装置や、それを人に伝える装置などが必要ですが、人に装着するには、おおげさです。

 Q 誘導してくれないか?
A 誘導してくれる装置は、実用的なのか不明です。誘導には何段階かあって、外の道順だけなら(建物の中は別として)、自動車や携帯のナビ(ルートナビ)くらいの技術ですから、作ろうと思えば可能です。障害物を避けたり、状況に応じた誘導(いわばコースナビ)になると、限定的にしか実現できないと思われる自動操縦の自動車くらいの技術ですから、実現は難しいと考えます。
もし実現できたとしても、どこへ、どのように誘導されたいかを伝えるのは本人ですし、装着する手間や、維持管理、コスト、さらに、自由さなどを考えると、使いたいと思うかは疑問です。

 Q 電子白杖なのか?
A いわゆる「電子白杖」は現実性が疑問です。
●もし、超音波などで路面を確認すると言う意味なら、6つ上の「Q 路面や、落ち込み穴は判るか?」で説明したように、無理だと思います。
●もし、衝突警報を白杖と一体化するという意味なら、4つ上の「Q 衝突警報でいいのでは?」で説明したように、不満になってくると思います。
●もし、狭い超音波ビームを白杖と一体化して、足元と周囲を別々に確認しながら歩けるかという意味なら、3つ上の「Q(パームソナーを)白杖につけて使えるか?」で説明したように、実用的ではないと思います。
●もし、障害物も探してくれる白杖という意味なら、2つ上の「Q 障害物を探してくれないか?」で説明したように、実用的ではないと思います。
●もし、誘導してくれる白杖という意味なら、1つ上の「Q 誘導してくれないか?」で説明したように、実用的なのか不明です。
●もし、白いかと言う意味なら、それには白い棒が必要です。

 Q もっといい方法があるのではないか?
A 思いつかれるようなアイデアは、まず、先人が試していて、選別されてきたと考えてください。自動車の業界では、さらに高度で広範な研究がされていて、それを活用したのがパームソナーです。

 (※)同期検波(どうきけんぱ);雑音が多いなかでも目的の信号(波)を間違えずに検出できる技術。通信やセンサなどの専門用語ですが、誰でも活用しています。例えば、白杖の音を知るには、たたくタイミングに合う(同期する)音だけに注目しているはずです。「振る」から可能です。高い安全性が求められる用途には、かかせない技術です。

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電池(CR2032)

 Q どんな電池?
A コイン電池と呼ばれ、リチウムという金属材料を使ったリチウム電池のうち、コインの形をした代表的な電池です。名前CR2032(しーあーるにーまるさんにー)のとおり、直径20ミリ、厚さ3.2ミリです。1円玉を2枚重ねたくらいの大きさで、1円玉が3枚分の3グラムの軽さです。乾電池2個分の3Vの高い電圧です。安全のため、大きな電流は出ません。他の電池にくらべて、軽さや小ささのわりに、容量が大きいので、長く使えます。世界中で手に入り、よく使われます。

 Q 値段は?
A 百円ショップでも売っています。100円で2個入りもあって、調べた範囲では、性能に問題はありませんでした。同じ物を、コンビニや電器量販店などでは 250円くらいしますが、電池そのものは安いのに、流通経費などが、値段の差になります。

 Q 環境への影響は?
A 環境に優しいです。リチウムは、ナトリウム(食塩の成分)に似た元素ですし、有害な重金属を使っていません。リチウム電池は、乾電池と一緒に、自治体の通 常のゴミとして出せます。

 Q ボタン電池ではないのか?
A ゴミの分別の違いで、呼び方を変えているようです。コイン電池はリチウム電池なので、乾電池と一緒に、自治体のゴミとして出せます。コイン電池以外は、形は似ていますが、重金属を使っていることがあるので、ボタン電池と呼ばれて、電器店の回収箱に集めます。

 Q リチウムイオン電池と同じか?
A 違います。リチウムイオン電池は充電式ですが、リチウム電池は充電できません。両者は別物ですし、電圧も違いますから、使えませんし、間違えると危険です。

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各部の説明

 前の穴から超音波が出て、物に反射して、穴に帰ってきます。その超音波の流れをビーム(束)と呼んでいます。超音波は短い時間だけ出して、その後しばらくは静かにして、返ってくる超音波を待っています。往復する時間で、距離が計算できます。耳を近づけると、チチチ、という音で聞こえます。

 超音波ビームは(勘違いしがちですが)、四角い穴の長い方向に狭く、短い方向に広くなります。穴は耳のような構造になっています。奥には、鼓膜のような超音波素子があります。穴の深さは25ミリです。超音波素子の周りを防水スポンジでシールしています。

 超音波素子は、アルミ板の裏側に、圧電セラミクスを張り付けたものです。圧電セラミクスは、電圧をかけると超音波を出し、超音波で振動させると電気信号を出します。

 スイッチボタンは小さく低くして、まちがって動作しないようにしています。水が入らないように、表面は薄いフィルムで覆われています。

 情報がパネルに書かれています。[PS232-2] 前から、Palmsonar、PS232-2、4m 0.7m 0.4m OFF、4/o、1m 1.2m 1.4m 2.0m、1/+、Made in Japan、palmsonar.com、battery CR2032、手書き数字です。それぞれの意味は、製品の名前、製品の型式、前側のビーム長さ3種類と終了、ボタン前側、後側のビーム長さ4種類、ボタン 後ろ側、日本製、ホームページ、CR2032電池、製造番号、です。

 回路室はパネルの下です。2つのマイコンがあり、1つが超音波用で、もう1つが振動用です。回路の電圧は一定にしてますから、電池の最後まで安定です。超音波への電圧はインバータで12Vに上げています。弱い電池で動く各種の技術を開発しましたが、それでも寒さ対策は必要です。

 部品は軽くて、クッションで支えているので、衝撃に強いです。パネルはボディと防水接着されています。

 振動を起こすのは、磁石と電磁石でできたバイブレータです。振動の固有周波数は約200ヘルツで、1つ1つの振動は短いので、歯切れ良く、分かりやすいです。距離に応じて、振動の間隔でスピードを変えています(詳細は次)。途中を歯抜けにしてリズムを変えています。磁石は非常に強力なので、変形を避けるため、磁石や鉄板などに付けて放置しないでください。

 距離と振動の関係(PS232共通)
4mから3mまで10ヘルツ 「、ド、、、、ド、、、」
3mから2mまで15ヘルツ 「、ド、、、ド、、、ド、、」
2mから1.4mまで21ヘルツ 「、ド、、ド、、ド、、ド、」
1.4mから1mまで31ヘルツ 「、ド、ド、ド、ド、ド、」
1mから0.7mまで46ヘルツ 「ドドドドドドドドド」
0.7mから0.4mまで断続5ヘルツ 「、ドッ、、ドッ、、ドッ、」
0.4mより近くは断続13ヘルツ 「ドッドッドッドッドッ」
0.2mより近くは不感帯 「、、、、、ドッ、、」

 電池室は、小さな通気孔で、内部の回路室とつながっています。水滴がかかっても平気な、防滴型ですが、通気孔から水が入る恐れがあります。電池室までなら、海水でなければ、大きな問題はありません。万一、水に落としたら、すぐに引き上げ、電池を取り出し、強く振って水を切り、放置して乾燥してください。回路室にまで水が入ったようなら、直らないか、修理しても再び調子が悪くなります。

 電池は、逆に入らない構造になっています。電池室の端子を汚すので、汚れた電池は使わないでください。微少ですが、待機電流が流れるので、長く使わないなら電池を取り出してください。

 ストラップが、電池室の横にある穴に、前から差し込まれて、結ばれています。ストラップがゴム製なのは、手を下にしても、ひもが垂れ下がって超音波をじゃましないためです。結び目は、引き戸の落ち止めにもなっていますので、外さないでください。不要なら、根元の近くから切ってください。

 バンドは、ゴムバンドとマジックテープから成っています。最初に正しい構えを教えます。握らずに持てます。窓からスイッチを押せます。衝撃からの保護と、寒さ対策と、磁力漏れ低減などの、役割もあります。汚れたら、外して洗濯してください。

 引き戸は強いので折れませんが、曲がるので、突起だけに力をかけてください。電池室の引き戸や、ストラップや、バンドは、修理できませんし、保証の範囲外です。なくしたり損傷したら、販売店で購入して、ご自分で交換してください。

 変更点


 PS232-2を修正 「新しい電池ほど強い振動」(2012.12〜)
●これまでは、限界まで電池を使えるように「電池によらず振動は中程度で一定」にしていましたが、「力強さを感じない、電池の減りが読めない」などの違和感にもなりました。これからは、「新しい電池ほど強い振動」が出ます。弱いと感じてきたら、電池交換してください。振動が弱くても、超音波の感度などの性能は変わりません。他の修正点はありません。一長一短ありますが、現行モデルはなくなります。

 2012年版PS232-1の変更点(型番は同じです)
●距離による感知レベルの変更(超音波ビームの形を自然に)。
●1秒あたりの送信は;全て12回だったのを、12〜16回に(速い応答)。
●初期不良(急激な電池消耗)があった部品を変更。
●振動バイブレータの調整(弱かった初期不良の予防)。
●穴に土手を追加(寒さでの誤作動を予防)。

 主な変更点(PS231-8からPS232-1へ)
●超音波素子は;2個を、1個に(部品対応)。
●振動の大きさは;電池の減りで下がってたのを、一定に(分かりやすく)。
●物がない時は;かすかに振動していたのを、無振動に(分かりやすく、電池を長く)。
●電池の交換時期は;寿命になった警告だけを、電池の弱りを知らせる連続振動に(電池の管理をこまめに)。
●1秒あたりの送信は;11〜16回だったのを、全て12回に(電池を長く)。
●消費電流は;最低5mAだったのを、最低4mAに(電池を長く)。
●待機電流は;0.05mA以下だったのを、0.01mA以下に(電池を長く)。
●付属の電池は;20個だったのを、10個に(コスト対応)。

 主な変更点(PS231-7からPS231-8へ)
●振動変化43段階を7段階に(0〜0.4m、〜0.7m、〜1m、〜1.4m、〜2m、〜3m、〜4m;使いやすく、分かりやすく)。
●0.5mから4mまで変化した振動スピードと同じ変化を、1mから4mで変化することで変化度合い大(分かりやすく)。
●最短5cmまで振動変化していたのを、40cm以下を同じ振動にして、近くを高感度(使いやすく)。
● 近くのビーム長(0.3m、0.5m、)を長く(0.4m、0.7m、;使いやすく)。
● 振動を、近くを弱く、遠くを強く;(しびれにくく、電池を長く)。
● 待機電流を少なく(電池を長く)。
● 新マイコン、新部品(電池を長く)。
● スイッチの起動を早く(0.29秒を0.07秒に;使いやすく)。
● スイッチのタイミングを速く(0.75秒を0.6秒に;使いやすく)。
● スイッチを押す力を少し弱く(250gを160gに;使いやすく)。
● スイッチのフィルムを柔らかく(使いやすく、ただし、傷つけに注意)。

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