取扱の要点
●前にある2つの穴から、本体の長さ方向に、偏平な超音波ビームが出ます。
●電池は、後ろ面の引き戸から入れます。
●白杖とは別の手のひらに、ストラップをして、固定バンドを通して、収めてください。
●細長いスイッチの前側を、クリック長押ししていると、短い振動2回と、連続振動がでるので、1回目の前に離すと4m、1回目の後なら0.5m、2回目の後なら0.3mが始まり、連続振動で離すと電源が切れます。
●スイッチの後側では、短い振動が3回でるので、1回目の前に離すと1m、1回目の後なら1.2m、2回目の後なら1.4m、3回目の後なら2mが始まります。
手をかざして、動作を確認してください。手や床に向ければ、ビーム長さを確認できます。使用者の手に触れれば、振動を感じます。ビームの形は、2つの穴が並ぶ方向に広く、その直角方向に狭い偏平です。感知する形はそれより狭く、先細りです。トットットッ、という振動が出てきたら、電池切れです。詳しくは製品マニュアルに載せています。
1)短いビームの体験
空中の杖として使う基本の練習です。白杖は使わずに、立ったまま、0.5mビームを出してください。
ビームに反対の手を当てると、本体が振動して、0.5mより離れると、振動が消えます。ビームの長さは正確です。
ビームに反対の手を当てて、感知する形を感じてください。偏平で先細りです。
指が届くまで近づけ、次に、遠ざかってください。距離で振動の仕方が変わります。
狭いビーム(穴は上下)に持ち、左右に振り向けて、反対の手を探索してください。物がある方向が分かります。
以下は、移動練習です。別の手に白杖を持って、両手とも腰骨の前あたりに構えてください。白杖はパームチップつきにして、路面を滑らせると楽です。
2)
3、4)
2)障害物監視
広いビームを前に向けながら歩く練習です。例えば1mビームを出して、腕を腰骨に当て、手首を曲げて2つの穴を左右にならべ、前に向けて、体に固定してください。
人や柱の近くに立ってください。足の立ち位置を変えることで、腰の向きを変えてください。振動しない向きを探してください。振動しない向きに歩いてください。振動を感じたら止まってください。
この方法は、上下にはビームが狭いので、簡易的な使い方にとどめてください。
3)物を探す
狭いビームにして探索する練習です。前述の障害物監視で、前方に振動を感じて、立ち止まった時を想定しています。
例えば1mビームを出したまま、手首を伸ばし、2つの穴を上下にならべ変えると、横に狭いビームになります。
腰の回りに手を動かすことで、ビームを左右に振り向けて、振動する周りに当てて、物の場所を確かめてください。物がない方向へ移動してください。
4)周囲をたどりつつ障害物監視
狭いビームで周囲を探索して、たどりながら、同時に、白杖で路面を確認して、移動する練習です。
例えば2mビームを出して、腕を腰骨に当てて、手首を伸ばして2つの穴を上下にならべ、少し上へ向けてください。
まず、立ったまま、腰の回りに手を動かして、ビームの形をイメージしながら、路面より上を、左右に振り向けて、周囲の様子を頭に入れてください。さらに白杖で、足を進める路面を確かめてください。
つぎに、足の立ち位置を変えて前に移動して、同じ動作を繰り返してください。
自分が通る先では振動せず、振動する(人や柱などの物がある)まで振り向けて、端が分かったら、すぐ戻す動作が基本です。
慣れたら、ビームと白杖を同時に動かしながら移動してください。さらに慣れたら、スピードを上げて、歩きに近づいてください。
この方法は、上下の障害物監視にも効果的ですから、主に使うことをお勧めします。
5)日常の練習
●ビーム長さは、身長や、通る先の幅や、混雑具合に合わせてください。いろいろ試して、距離と振動の仕方を覚えてください。
●近くと、下に、死角を作らないため、なるべく体から離さず、下に構えて、少し上へ向けてください。傘グリップを付けた傘を一緒に握る構えが、普段の参考になります。
●少しでも振動を感じたら、もう一度そこを確認してください。大きな看板などでも、細い角を感知していることがあります。低い車止めを、一瞬だけ感知することがあります。飛んでいる蝶を感知することもあります。
●振動しない場所では、たまに、自分の体や地面などに向けて、振動させ、動作が正常なことを確認してください。
●向ける時と、振動するタイミングがずれるなら、誤動作か電池寿命です。
●上達は人によりますが、3ヶ月ほどで自信がつき、1〜2年は上達を続けるようです。 2008.06.06
開発と製造 テイクス 244ー0842 横浜市栄区飯島町1579ー1